不器用な恋〜独占欲が恋だと知ったのは君のせいだ

照れ笑いを浮かべる優香ちゃんは、食べ終わったお皿を片付けにキッチンへ。

一気に推し進めている自覚はあるが、優香ちゃんには、ベットの中でも外でも少しぐらい強引の方がいい。

皿洗い中の優香ちゃんのスマホが鳴った。

「えっ、誰?」

画面には、香恋とある。

「如月だよ」

優香ちゃんの側までスマホを持って行き、彼女に渡す。

「もしもし」

『優香、どうしよう』

「どうしたの?」

電話の向こうにいる如月の焦る声に、優香ちゃんは、何があったのかと相談にのりだした。

どうやら、聖也さんと外で夕食をとるらしく、その時に着る服の相談らしい。

あーでもない、こーでもないと、なかなか決まらない。

女同士って、どうしてこんなにどうでもいい話で盛り上がるんだ?

ほっとかれている俺は、背後から優香ちゃんをそっと抱きしめて、「かまって」と、反対の耳で囁いて、耳縁を喰んだり、うなじにキスを何度もする。

優香ちゃんが、されるがまま我慢してる姿に、俺のスイッチが入ってしまう。

Tシャツの裾に手を入れて、肌を弄る。

顔を後ろに向けてきて、涙目で、真っ赤にした顔を横に振る姿がたまらない。

早く、電話を切って…続きをしよう。

誘うように、唇に触れる。

スマホからは、如月の邪魔な声がする。
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