令和最愛授かり婚【元号旦那様シリーズ令和編】
「は? きゃっ……!?」
言われた意味がわからず、困惑する私の腕を引き、自分と一緒にソファに座らせる。
一気にふたり分の体重を受け、ソファが軽く跳ねた。
「なっ、なにする……」
反射的に瞑った目を開け、抗議しようとしたものの、隣に座った彼の顔があまりに近くて、ピタリと動きを止めた。
至近距離から、目が合うのを待っていたかのように、
「話の続きをしよう」
黒須類が、薄い唇の端を上げる。
「金で解決する気か、と言ったな。俺はむしろ、君が産むと言ってきたら、喜んで慰謝料を払って、中絶するように説得しただろう」
「……は?」
「ひとりで産んで育てようなんて考える女は、後々子供を武器に金をたかってくる。そもそも、相手に隠れてひっそり生もうなんて考え、そのものも気味が悪い。男からしたら、いつの間にか知らないところに、自分の血を分けた子が存在しているという……まさに、ホラーだ」
そう言って薄笑いする彼に、私は無言で眉をひそめた。
『避妊を怠った男は、悪くないとでも?』と、ツッコみどころ満載だったけど、今は、話の腰を折っても得にはならない。
どうにも胡散臭い思いで、彼を見据えていたけれど。
言われた意味がわからず、困惑する私の腕を引き、自分と一緒にソファに座らせる。
一気にふたり分の体重を受け、ソファが軽く跳ねた。
「なっ、なにする……」
反射的に瞑った目を開け、抗議しようとしたものの、隣に座った彼の顔があまりに近くて、ピタリと動きを止めた。
至近距離から、目が合うのを待っていたかのように、
「話の続きをしよう」
黒須類が、薄い唇の端を上げる。
「金で解決する気か、と言ったな。俺はむしろ、君が産むと言ってきたら、喜んで慰謝料を払って、中絶するように説得しただろう」
「……は?」
「ひとりで産んで育てようなんて考える女は、後々子供を武器に金をたかってくる。そもそも、相手に隠れてひっそり生もうなんて考え、そのものも気味が悪い。男からしたら、いつの間にか知らないところに、自分の血を分けた子が存在しているという……まさに、ホラーだ」
そう言って薄笑いする彼に、私は無言で眉をひそめた。
『避妊を怠った男は、悪くないとでも?』と、ツッコみどころ満載だったけど、今は、話の腰を折っても得にはならない。
どうにも胡散臭い思いで、彼を見据えていたけれど。