令和最愛授かり婚【元号旦那様シリーズ令和編】
でもこの人は、自分が開発したAIが好相性とマッチングするなら、私じゃなく他の誰でもよかったのだ。
後継者を必要としていた時に赤ちゃんができたから、単にそれを利用しようと考えている。
結婚も、都合がいいというだけ。
彼にとっては十分メリットがあるから、恋をする必要はないだなんて、呼吸するように軽く言って退ける。
恋どころか、愛情さえもない結婚……?
「なによ、お互い様って……」
私は俯いたまま、お腹に両手を遣った。
「私のためみたいに言わないで。自分のためじゃない」
悔しさのあまり、唇を戦慄かせて呟くと、頭上からこれ見よがしな溜め息が降ってくる。
「なんとでも言えばいい。でも、俺の同意なく、勝手に中絶するなら、俺は子供の〝父親〟として、君を断罪する」
強い力を込めた瞳で、私を射竦めた。
「ちょっ……」
あまりの横暴さに興奮を抑え切れず、私は勢いよく立ち上がった。
彼は落ち着き払った表情で、私をちらりと見上げる。
「母体保護法においても、中絶するには、パートナーの同意が必要と記されている。つまり、君の中絶は違法だ」
「そんな……」
緻密に巧妙に、外堀が埋められていく。
後継者を必要としていた時に赤ちゃんができたから、単にそれを利用しようと考えている。
結婚も、都合がいいというだけ。
彼にとっては十分メリットがあるから、恋をする必要はないだなんて、呼吸するように軽く言って退ける。
恋どころか、愛情さえもない結婚……?
「なによ、お互い様って……」
私は俯いたまま、お腹に両手を遣った。
「私のためみたいに言わないで。自分のためじゃない」
悔しさのあまり、唇を戦慄かせて呟くと、頭上からこれ見よがしな溜め息が降ってくる。
「なんとでも言えばいい。でも、俺の同意なく、勝手に中絶するなら、俺は子供の〝父親〟として、君を断罪する」
強い力を込めた瞳で、私を射竦めた。
「ちょっ……」
あまりの横暴さに興奮を抑え切れず、私は勢いよく立ち上がった。
彼は落ち着き払った表情で、私をちらりと見上げる。
「母体保護法においても、中絶するには、パートナーの同意が必要と記されている。つまり、君の中絶は違法だ」
「そんな……」
緻密に巧妙に、外堀が埋められていく。