私の彼氏がアイドルで!?

02

ドンッ



…痛っ、えっ、



「いって、うわ、あぁ、」



「すみません、って、あっ」



やってしまった…。



ぶつかった衝撃で持っていたカフェラテを相手にかけてしまった。



「すみません!火傷してませんか!?お怪我ありませんか!?本当にすみません私の不注意で」



「あ、あぁ、うん大丈夫だと思う。だからそんな泣かないで。洗えばなんとかなるし」



自分のやってしまったことにおもわず目が潤んでしまった。



「本当にすみません。クリーニング代出します。えっと…」



…あれ、お金がない。



さっきカフェラテ買って財布の中にある現金全部使っちゃったんだ。



「いいよ、大丈夫。そんなにお金かからないし。この服も安モンだから。」



なんて彼は優しく笑っている。



「で、でもっ、何もお詫び出来てないから。」



すぐそこにあった紙とペンで名前と住所、電話番号をなぐり書く。



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