愁い流して
歳「師匠!」



振り返ると土方さんが少し息を切らして後ろに立っていた



慌てて追いかけてきたのだろうか、裸足だった



「歳三」



歳「師匠、帰ってしまうのですか?」



「、、、ああ、もう帰るよ」



歳「だったら、さよならぐらいさせてくだい」



「ごめんな、短い間だったけどありがとう。
歳三やみんなと過ごした時間は楽しかった」



土方さんを抱きしめた



歳「師匠、ありがとうございました。
今度どこかで会えたらまた稽古つけてください」



土方さんか震えているのが分かった



「ああ、必ずまた会える。
だから泣くな。男だろう?」



歳「な、泣いてなんかっ!」



「ふふっ、歳三のおかげで大切な事を思い出したよ」



歳「?、そうですか?」



「ああ、世の中の流れに流され続ける俺だった。
だけどこれからは自分の思うまま生きてみようと思う」



歳「へへっ、俺に感謝ですね!」



「ああ、感謝してる」



土方さんと向き合って頭を撫でた



「またな歳三」



歳「はい!師匠もお元気で!」



林を歩いた



ああ、不思議な感覚だ



気が付くと私は気を失っていた
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