穂先輩が甘々すぎる。



そして、腰を下ろしている私の真横に…人影が。


私を呼んだ今のこの声…には、聞き覚えがありすぎる。


ゆっくりと真横の人物を見上げると…そこには穂先輩の姿が。


私は大きく目を見開いた。


えっ、な…なんで、どうして穂先輩が…!?


私は動揺して視線をあちこちと泳がせる。


どこに焦点を合わせたらいいのかわからない。



「せ、せんぱ…」


「ほたる…ごめん、会いにきた。…ちょっと、今いいか?」



そういった穂先輩は…笑っているわけではなく、かといって怒っているわけでもなさそうだけど、困っているような申し訳ないと思っているような…なんだか感情の読めない表情をしている。


正直…3日振りに穂先輩に会えて、わざわざ私に会いに来てくれて…嬉しいとか思っている自分がいる。


私が自ら距離をとっているのに、なんて自分勝手な思考なんだろう。


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