穂先輩が甘々すぎる。



ちょっと嫌そうな顔をしている穂先輩を全く気にする様子もなく、明るく笑う“琴姉”と呼ばれた穂先輩のいとこさん。


その人は豪快に笑ったあと、私の方に視線を移して、ハッとした表情をした。


…カフェで会ったこと、覚えられていたんだ。



「あ…えっと…。」


「初めましてっ!あたし、霜月 琴(しもつき こと)!あなたは、ほたるちゃんだよね?」



喋らなきゃ、と発した私の声を遮った穂先輩のいとこさん。


霜月 琴さん…ていうんだ。


可愛いお名前…。


そして、穂先輩と同じ苗字…。


全然疑っていたわけじゃないけれど、本当にいとこなんだ、と心の中で頷いた。


穂先輩といとこさんのふたりは、そっくり!というわけじゃないけれど、長身でスタイルがいいところや、綺麗な顔立ちは穂先輩にどことなく似ている気がした。


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