穂先輩が甘々すぎる。
それにしても、穂先輩のいとこさんは本当に美人さんだ。
綺麗っていう言葉はこの人のためにあるんじゃないのかな、と思うくらい。
高校生とは思えないくらいクールで大人っぽい顔つきで、手足が細くて長くてモデルさんみたい。
けど、大人っぽい顔つきから浮かんでいる明るい笑顔は可愛らしくて、世の男性を夢中にさせるようなギャップがあると思う。
近くで見て、美人さんだなと改めて実感する。
さすが穂先輩の親族…。
私が間抜けな顔で美人ないとこさんを見上げている横で、穂先輩はため息混じりの声を発した。
「…んだよ、琴姉。」
私といるときには絶対に発さないような、どこか呆れたような気だるそうな声だった。
けど、穂先輩のいとこさんはそれに特に気にするそぶりを見せず、笑顔のまま言葉を続けた。
「あたしは委員会終わり!」
「聞いてねえ。」
「アハハッ!ひっどー!って、あ!あなたは、この前のっ!カフェに来てくれてた!」