穂先輩が甘々すぎる。



「…おい、琴姉。」



すると、穂先輩も立ち上がり、眉をひそめて不機嫌そうな様子で穂先輩のいとこさんを見下ろした。



「あっごめんごめん、邪魔しちゃったな!穂、頑張れよー?」


「…うるせぇ。」



イヒヒ、と歯を見せて笑ういとこさんに、ぶっきらぼうに答える穂先輩。


穂先輩は、いとこさんの前ではいつもこんな感じなのかな?


穂先輩はぶっきらぼうに接してはいるけれどすごく嫌そうというわけではないし、いとこさんは楽しそうな明るい笑顔を浮かべているし、この雰囲気がふたりの通常なんだと思う。


穂先輩がさっき言っていたように、姉弟みたいで、なんだか微笑ましい。


それにしても…何を頑張るんだろう?


言葉の意味がわからなくて首を傾げていると、穂先輩のいとこさんは再び私に視線を移して、私の手をぎゅっと握った。


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