穂先輩が甘々すぎる。



「ね、ほたるちゃんっ!」


「は、はいっ」


「あたしのことは、琴って呼んでいいからね!またうちのカフェにきてね!あたし、ほたるちゃんと仲良くなりたい!」



そういって屈託のない笑顔を向けてくれる琴さん___…に、私も自然と笑顔になった。


私も、琴さんの手を軽く握り返す。



「はい、行きます…!琴さん、よろしくお願いします!」



仲良くなりたい…だなんて、すごく嬉しい。


同時に、つくづく自分の心の狭さでやきもちをやいたことを後悔する。


けど、今回のことで学んだ。


もう少し心を広く、落ち着いて行動したいと思う。



「やったぁっ!じゃあ、あたしこれからバイトだから、またねっ!」



私の手を離し、大きく手を振って校舎へ戻る琴さんに、私はぺこりとお辞儀をした。


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