腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】


「え……?」

「だから私は先生が……」

「え……ちょ、ちょっと、待って。今、僕が他の女の子のことが好きっつった⁉」

「え、あ、うん。あれだよね、学長の姪っ子さん」

「はぁ?」


 須藤先生が素っ頓狂な声を上げる。そして何かに行き当たったように、「それで昨日急にあんなこと……」とつぶやいた。


「え?」

 がば、と身体をベッドから起こされると、
 須藤先生は私に向い合い、私の両肩をガシリと持った。


「あのね。どうしてそうなるの!? あげはがとんでもない勘違いして突っ走るのはもう慣れてたけど! さすがにこの勘違いは傷つく!」

「……か、勘違い?」

「だってそうでしょう? 言ってたよね。ずっとあげはが欲しかったって」

「それは女の子の身体ならだれでもよかったんじゃ……」


 そう言うと、須藤先生はすっと冷たく目を細めた。

 ひぃいいいい!
 なんか怒っていらっしゃるぅううう!

 やけに体が冷えるのは勘違いではないだろう。

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