腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】
―――運命の土曜。
色々あったが、あげははホテルにきた。
そして、自分から、そうすることを選んだ。
部屋に入ってすぐ、彼女の唇を貪ると、彼女が涙目になって、蕩けるようになる。
たまらなくなって、ベッドに彼女の身をのせた。
「私、須藤先生が好き」
彼女がはっきりとそう言ったところを初めて聞いた。
驚いたのと、感動で、泣くかと思った。
なのに彼女が続けた言葉は、
「須藤先生が好き。先生が他の女の子のことが好きでも、どんなにゲスな人間でも、私は、須藤先生が好きなの……。きっと昔からずっと好きだった。おねがい。それでいいんだ。もう須藤先生がどんなでもいい。覚悟した。目を逸らさない……だから、今夜、忘れられない夜にして」
え……?
なぜそうなった!
とにかく、彼女のとんでもない誤解を解いて、
彼女はそれが誤解であったと気づくと恥ずかしそうに僕から目をそむけた。