腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】
そんな私が見つけた一つのオアシス。
ふとおっさんみたいな素が出てしまったときも、ちょっと困りながらも、笑ってくれるあの子。
鳥羽先生と須藤先生に溺愛されすぎて、世間知らずな分、人に優しいのかもしれない。
実際、鳥羽研究室の三枝先生は、私とすらまともに話せないのに、あの子とはまともに話せていて、びっくりしたことがある。
まぁ、その気持ちはわかるけど。
私だってそうだから……。素を見せられる数少ない人間。
私は、構内であげはちゃんを見つけると、声をかけるようになっていた。
本当はもっと一緒にお出かけやデートもしてみたいが、残念ながら先週須藤先生と入籍してしまい、下着を一緒に見に行って以来、なかなかお出かけはできていない。
なので、ランチはどうだと誘ってみたら、たいていは学食で一人で食べているようで、私は喜んで同じ時間に学食に行くことにした。
食堂に入ってみると、いつもの後姿が目に入る。
あの『なで肩』が最高にかわいい。いつか撫でまわさせてもらおう。