腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】


「そりゃ、そうよぅ。須藤先生、最近よく会うけど、周りヒクくらい機嫌いいのよ。しかも毎日どんどん機嫌よくなってるし、仕事もとんでもないスピードでこなしてるわよ、あの人。絶対あげはちゃんと何かあると思った。そしたら、あげはちゃん、こんなこと頼んでくるんだもん」

「う……」


 っていうか、なんで須藤先生、私ごときが相手でそんなに嬉しそうにしてるのよ!
 恥ずかしいけど、少し嬉しいと思っている私は重症だ。


「ほら! だからこれ! 絶対燃える!」

「ヒモはイヤです! 燃えなくていいんですって! もうボヤ程度でいいですから。燃えられても、私は対応できないんですって!」

「大丈夫、須藤先生に任せれば」

「まぁ……そうなんですけど」


 私はつぶやく。
 そうしているとたくさんの下着を手に取りながら、芦屋先生は


「うちね、兄が二人いるの。しかも年の離れたもうおっさん」


と話し出した。


「へぇ」

「だからかなぁ。今日は女の子とこうやってこんなお店これて嬉しい!」


 そう言われて、以前須藤先生が言っていた、芦屋先生がおっさんってそういうことだったのかな? と、ふと思う。
 でも兄弟がおじさんってだけで、本人をそういうのはいかがなものだろうか。

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