腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】


 夕方、芦屋先生が迎えに来てくれて、そこで下着の件を思い出す。

 そうだ。
 私もちゃんと土曜、悔いのないようにしたい。




 二人で向かったのはエチュールっていう、今、人気の下着屋さん。
 洋館のような建物は、外観からすでにおしゃれだ。

「わぁ! すっごいかわいい!」

 私より芦屋先生がはしゃいでいた。
 なんだか芦屋先生のほうがかわいい。

 そうだ。
 私もいい思い出にする下着、ちゃんと探さないと。

 そんなことを思っていると、

「ねぇねぇ! これどう!」

と芦屋先生が私の目の前に一つの下着を差し出した。


「それ下着違う! ヒモです!!」

「えー! あげはちゃんみたいにカワイイ子が、下着これだと男は燃えるよ」

「燃えるって……」

「須藤先生、ネチっこそうだもんねぇ。ずっと狙ってたわけだし。まぁ、あげはちゃん相手ならそうなるのもわかるわぁ」


 そう言われて、

「須藤先生が相手だなんて言いましたか⁉」

 思わず叫ぶ。

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