狼男  無限自殺 編
最終話


最終話




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集中治療室でお互い3日ほど過ごした後、
移ってきた一般病棟。


隣り合ったベッドで横になる綾野と・・


「・・・・・・・・・・・。」


俺達のベッドの間で・・さっきから無言で丸椅子に座る椿刑事部長。


見舞いとして持ってきて頂いたメロンも早々に、俺達も“何から聞けばいいのか?”

椿刑事部長も“どこから話せばいいか?”、そんな無言の沈黙が流れる。



「やはり何よりも第一に喜ばなければいけないのは綾野君が“声”を取り戻した事ですね。

君なら大丈夫だと思いますが、BMUの事や怪人の事は他言無用でお願いします。」


「ありがとうございます。分かりました。」




「椿刑事部長。」


「そんな攻撃的な視線を向けられると緊張しますねユウマ君。」


「単刀直入に伺います。」


「・・・・・・・・・・。」


「・・・あなたも・・・・
怪人だったんですか・・?」


「ウチの愚息がご迷惑をお掛けしました。」


その口から飛び出す・・
自供とも取れる発言。

やはり・・“狼男”の正体は・・!?


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