DIYで魔法世界を再建!
「・・・そう思ってくれるだけでも嬉しいわ。むしろ私達が、貴女を勝手に巻き込んでしまった
 と思っていたけど・・・」

「結果オーライだよ。
 ・・・私としては、姿は二の次だったから・・・
 今はこうして。自然豊かな場所で、自分の好きな事が自由気ままにできる事が嬉しいんだ。」

「・・・ウィバリーと貴女の相違といえば・・・
 貴女が若干ガサツなところからしら・・・?」

「もう昔からそうだから、こればっかりは直りませんっ」

「開き直りが強引ね・・・

 ・・・でも、そうゆうところ、ウィバリーとそっくりね。
 貴女がこの林に来てからは、1000年前の環境が戻ってきた感覚だわ。この地域の魔力もだい
 ぶ安定したし、飢獣の脅威もあるけど・・・それ以上に貴女が頼もしいわ。
 ウィバリーの唯一の欠点として、『体の弱さ』があったの。だから飢獣が林に迷い込んだ時に
 は、慌てて私達が対処していたわ。」

「ウィバリーさんって、魔法が使えたの?」

「使えたわ。でも彼女は、この林の貴重な魔力を消費しない為に、魔術は最小限に抑えてた。」
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