あの日のあの雨が君をさらっていってしまった。
「ごめんね…自己紹介が先だったね
僕は、四ノ葉 優 よろしくね」
彼はそう言いぺこりと軽くお辞儀をした。
四ノ葉……優…
かっこいい名前だな…
「俺は成城 頼!!よろしくな!!」
頼は相変わらずの上から目線的な挨拶…
いつまでもブレないなー
「うちは、星川 琉和 よろしくです!!
大声だしちゃってごめんね?
まさか声に出てるなんて思ってなくて…」
ほんとうに申し訳ない。
驚かせてしまった
引かれたかな?
「んーん!全然大丈夫
2人ともよろしくね!!」
彼は前に手を出した。
一瞬ドキッと胸が高鳴った。
「おう!!」
頼は直ぐに優と握手をした
手汗大丈夫かな?と思いつつそっと握手をした
優が軽く握った。ドキドキがはやくなっていってるような気がする。
絶対顔赤いよ…。