とらとうま
生まれてから今までの記憶がどっと頭の中を巡る…。
これって死にそうになったとき見るあれじゃないかな走馬灯。
宇宙出てから実はろくに寝ていない。この3日間特別なことはなにもしていないから体力有り余ってんのかなんて思ったりしたけど、なんか違うっぽい。
まぶたを閉じると駆け巡る、私の記憶。
気味悪いとか怖いとかそういうのは無い。むしろ安心するというか、確かなものなんだけど、それがよりはっきりした、というか。
このなにもない灰色の箱の中で3日も生きられたのはこれがあったおかげかもしれない。てか4日目もふつうに乗り切りたい…頑張れ私。
明日宇宙に出る。もう出てるってのいうのになんだが変な感じ。実感が湧かないのは窓がひとつも無いからかもしれない。
漸く今の私に流れ着いた走馬灯の中、私が最後に見たものは灰色の四角い天井だった。