夢の終わり、交わした約束を胸に~紡~
「いや、なんでもない」
仁菜はそう言ってそっぽを向くので「そうかなー」と言いながら顔色を伺ってみる。なんでもなさそうには全然見えなかったけれど、言いたくないことなのだろう。
「話変わるんだけどね、もう一つ頼み事があるの」
仁菜は真剣な目で言った。私はなんだろうかと首を傾げながら「いいよ。聞かせて」と返す。
「祖父の自殺で東山君の心にポッカリと空いた穴を埋めてあげたいの」
「へ?えー!」
思わぬ言葉に驚きを隠せない。そもそも私にできるのだろうか。人見知りだし、コミュニケーション能力も低い。友達は咲結だけ。そんな私が一緒にいるだけ、迷惑なのではないのだろうか。
「実は話してなかったんだけど、中二になるまでは私と友達だったの。もっといえば私の好きな人。だから心の穴を埋めてあげたいと思って」
仁菜はいじわるっぽくニヤニヤしながら言う。友達ならまだしも、好きな人だったのは衝撃だ。自殺したくなった気持ちもわからなくもない。
「私にできるのかな……」
思わず不満な独り言が出てしまう。
「東山君にも咲結にも私は見えないから胡桃にしか頼めないの。お願い!」
仁菜は顔の前に手を合わせて言ってくる。
「でも……」
仁菜はそう言ってそっぽを向くので「そうかなー」と言いながら顔色を伺ってみる。なんでもなさそうには全然見えなかったけれど、言いたくないことなのだろう。
「話変わるんだけどね、もう一つ頼み事があるの」
仁菜は真剣な目で言った。私はなんだろうかと首を傾げながら「いいよ。聞かせて」と返す。
「祖父の自殺で東山君の心にポッカリと空いた穴を埋めてあげたいの」
「へ?えー!」
思わぬ言葉に驚きを隠せない。そもそも私にできるのだろうか。人見知りだし、コミュニケーション能力も低い。友達は咲結だけ。そんな私が一緒にいるだけ、迷惑なのではないのだろうか。
「実は話してなかったんだけど、中二になるまでは私と友達だったの。もっといえば私の好きな人。だから心の穴を埋めてあげたいと思って」
仁菜はいじわるっぽくニヤニヤしながら言う。友達ならまだしも、好きな人だったのは衝撃だ。自殺したくなった気持ちもわからなくもない。
「私にできるのかな……」
思わず不満な独り言が出てしまう。
「東山君にも咲結にも私は見えないから胡桃にしか頼めないの。お願い!」
仁菜は顔の前に手を合わせて言ってくる。
「でも……」