離縁するはずが、エリート外科医の溺愛に捕まりました
「っ、た、達樹さん、もう、だめっ──」
男性に体を許したのは達樹さんが初めてで、達樹さんは初夜から時間をたっぷりかけて私を抱いた。
『俺無しじゃだめな体にするから、覚悟して』
その宣言通り、私は達樹さんに触れられれば体温を上げ、甘い声で啼いてしまう。
彼のぬくもりや香り、その全てに惹きつけられ反応するようにされてしまった。
「達樹さんっ、ああっ──」
昇りつめていく感覚に、両手を伸ばして達樹さんを求める。
その手に指を絡ませ握った達樹さんは、より一層深く体を繋げた。
目の裏で閃光が走り、体が弛緩する私を達樹さんは両手で抱き締めてくれる。
だけど……。