どうしているの?ねぇ、先輩…
「七瀬、勘違いしてるだろ」
「勘違い……?」
「言ってたじゃん、『私は生徒会にいなくてもいいってことですか』って」
「あ……」
思い出したら急に、キューーンって締め付けられていた胸に、ズドーーンって重たいものが落ちたように胸が痛んだ。
「、……」
そうだ……今日もホッチキス、結局全然できなかった。
昨日だけならまだしも、今日も途中放棄って……私、改めてサイアクすぎる。
「あの、ごめんなさい……私、生徒会頑張ろうって思ってるのに全然ダメで……。通信だって書記の仕事なのに、ホッチキス留めも参加できてなくて。熱まで出して瞬先輩にはすごく迷惑かけちゃうし、みんなにもほんとにすごく申し訳ないと思ってます。だからこれからはもっと本気で──」
「七瀬」
私の言葉が止まったのは、先輩に止められたから。
でも、なんでだろう。
私、すごく真面目に自分の思いを述べて、これからもっと頑張りますって、私なりの決意を話してるはずなのに。
なんで、この人は……
「あっはっはっ!ねぇ、なに、なにこれ」
なんでお腹抱えて、爆笑してるの!
え、なんで?