どうしているの?ねぇ、先輩…
「はは、まぁとりあえず、今日はみんな適当に仕事するってことで!」
意見BOXの中身はなんとも先行きが思いやられる内容だったから、会長の指示のもと一旦箱に戻していく。
そしてそれぞれに動き出す、生徒会。
私と洋平先輩は、まずは生徒会通信11月号の作成だ。
「んじゃあ美香ちゃん、来月の生徒会通信作っちまおうぜ」
「はい」
「の前に、漏れそうだから俺トイレ行ってくるわ。あ、過去の通信その辺にあると思うから、参考になりそうなの適当に出しといてー」
「……はい」
洋平先輩が生徒会室を出て行ったあと、過去の通信を探してみる。
引き出しを開けたり棚を見てみたりするけど、見つからない。
会長に聞いてみようかなって視線を向けると、意見BOXに入っている紙を数枚取り出し読んでいる姿が見えた。
自分へのラブレターを読んでいるのか、それとも少数派のまともな意見を読んでいるのか。
真剣なその横顔に、声をかけようと思うけど。
「………」
呼び方は……なに?
会長。
春田会長。
春田先輩。
一体どれが正解だろう。
「瞬、赤ペン貸して」
「ん、勝手に取って」
瞬……
そう呼んだごっつ先輩が、なんだか少し羨ましく思えた。
ゴクリと息を飲んで開いた口が……先輩を呼ぶ。
「しゅ、瞬先輩」