どうしているの?ねぇ、先輩…
初めて名前を呼んだら……視線を上げた会長が、こっちを見た。
「どした?」
「あ、の」
「うん」
「か、過去の」
「うん」
「今までの!」
「うん」
「通信が」
「あ、過去の通信が見たいの?」
「そうなんっ、です!」
「はは、そうなんっですか」
拳をぎゅっと握って頷いたら、どうしてか随分と笑われた。
「過去の通信、その辺にない?」
「ないんです!」
「はは、ないんですか」
「なんで笑うんですか」
「や、だってなんか面白れぇし」
笑いながら立ち上がった先輩が、棚にある冊子たちを確認していく。
未だに楽しそうに顔を緩めながら、一緒に探してくれている。