どうしているの?ねぇ、先輩…



「はぁ……」


12月31日。

今年も迎える、大晦日の夜。

1人で部屋にこもって、なんとなぁく紅白をつけてボーっと眺めるだけの夜。


「はぁぁ…」


ため息が止まらない。

冬休みが始まって、かれこれ1週間が経ったけど。


……長い。

長すぎる。


今すぐ3学期が始まってほしいくらいに長すぎる。


「もー、いつまで続くの冬休みー……」


床の上に体を倒してだらしない格好でテレビを見てたら、演歌の歌詞が恐ろしくてまたため息がでた。


テーブルの上のみかんでも食べようかなって、手を伸ばす。

寝転がったままみかんの皮を剥いてたら、ブブブってスマホが震えた。


『そんなに春田先輩に会いたいなら連絡してみればいいじゃーん』


届いたのは、さっきめぐちゃんに送ったLIMEの返事だ。


「それが出来ないから悩んでるんだよ~」


そう返信を打っていたら、ブブブって、また誰かからLIMEが届いた。

直人くんの名前が見えて、すぐに既読をつけたけど。

でもなんか違和感があるのは、そのメッセージがグループに送られたものだったから。

直人くん、瞬先輩、私。討論会のときに作った、謎の3人のグループだ。

あのとき以来、初めてこのグループが動いた。


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