どうしているの?ねぇ、先輩…
歩く足が向かうのは、神社の裏側。
ここに2人がいるかなんて分からないけど、先輩の靴が向かった方向に真っ直ぐ歩いてきたらこの場所に出た。
神社の正面とは違って、暗くて静か。
例えばこの場所に2人がいたとして、私は何がしたいのか。
きっと、ただ邪魔がしたいだけ。
2人が仲直りをする、邪魔をしたい。
こんな自分が最低だって、最悪だって分かっていても止まらない。
足が全然、止まってくれない……
「あ、」
こんな所にいるわけないって思いながらも、物置の角を曲がりかけたとき。
瞬先輩の姿が、向こうに見えた。
「せんぱ、」
だけど……
だけど私の足はそれ以上……動かなかった。
だって、
だって……
「、…」
ぎゅーって、ぎゅーーーって……
瞬先輩の腕が、あず先輩を抱きしめて。
それで……その後、
「、…」
やだ。
やだやだやだやだ。
やだよ、先輩……