どうしているの?ねぇ、先輩…



歩く足が向かうのは、神社の裏側。

ここに2人がいるかなんて分からないけど、先輩の靴が向かった方向に真っ直ぐ歩いてきたらこの場所に出た。


神社の正面とは違って、暗くて静か。



例えばこの場所に2人がいたとして、私は何がしたいのか。

きっと、ただ邪魔がしたいだけ。

2人が仲直りをする、邪魔をしたい。


こんな自分が最低だって、最悪だって分かっていても止まらない。


足が全然、止まってくれない……



「あ、」


こんな所にいるわけないって思いながらも、物置の角を曲がりかけたとき。

瞬先輩の姿が、向こうに見えた。



「せんぱ、」



だけど……


だけど私の足はそれ以上……動かなかった。



だって、



だって……



「、…」



ぎゅーって、ぎゅーーーって……


瞬先輩の腕が、あず先輩を抱きしめて。



それで……その後、




「、…」




やだ。


やだやだやだやだ。



やだよ、先輩……


< 217 / 550 >

この作品をシェア

pagetop