どうしているの?ねぇ、先輩…



「おー、遅かったね」

「わり、卒業式の展示物の話し、イズミンとしてた」

「あー、今年はなにやるの?」

「それなんだけどさ。七瀬」

「、…」

「七瀬美術得意って言ってたよな?」

「や、えと……」

「だから七瀬に、」

「私職員室に写真取りに行ってきます!」

「え、美香、」



また逃げるように生徒会室を飛び出した。


だってやっぱりダメ。

顔なんて全然見れない。

言葉なんて絶対交わせない。


今までどんな風に接していたかも分からなくなるくらい……なにもかもが不自由になる。



「、…」



どうしよう。こんなんじゃ全然、生徒会の仕事もできない……



本当にどうしよ、



「七瀬っ」



「、…」



立ち止まる廊下で、後ろから名前を呼ばれた。

呼ばれてるのに、後ろにいるのが瞬先輩ってわかるから、振り向けない……


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