どうしているの?ねぇ、先輩…
「俺、すっげぇ最悪じゃね……?」
全然こっちを向かないで、瞬ちゃんは外を見たまま喋り続ける。
「七瀬の気持ち知ってんのに、目の前であずんとこ行ってさぁ…」
「……」
「いや、あずがいるのに七瀬と初詣行ったこと自体が最悪なのか?いやでも直人もいたし……や、でもな」
俺に言ってるのか独り言なのか、もうわかんない感じだけど。
緑茶を一口も飲まないくらい落ち込んでるってことは、俺にもわかる。
「どっちにしろ俺、七瀬に避けられてんだよなぁ」
「………」
「……まじで最悪だ」
待って。
ねぇ待って瞬ちゃん。
「瞬ちゃん、美香に避けられてること、そんなショックなの?」
丸まってる背中に、聞いてみるけど。
「………」
その答えは、いつまで待っても返ってこない。
わかっているのか、それとも答えをわかっていないのか……どっちなのかはわかんないけど。