どうしているの?ねぇ、先輩…
「う、お!?ちょ、なに、今の聞いて、」
「え?」
「なになにー、美香外でなにしてんのー?」
「待って、今の聞いてた!?」
ひっくり返りそうになっている瞬ちゃんを無視して、俺も窓のとこに向かった。
「なんでジャージ着てんの?」
部活に入ってない美香が、放課後の学校でなんでジャージ姿でいるのか。
「制服汚れたの?」
「汚れてない…」
「じゃあなんで?」って美香をじっと見ても、美香はあんまりこっちを見てくれない。
それは多分、俺の隣に瞬ちゃんがいるからなんだろうけど。
頑張ってチラチラこっちを見るその目だって、明らかに俺だけしか見てこない。
「……洋平先輩に頼まれて、園芸部の手伝いに」
「へー、楽しそうだね!ね、瞬ちゃん!」
ね!って瞬ちゃんに同意を求めたら……
「あー……うん、」
美香につられるように、瞬ちゃんまで気まずそうに目を逸らして頷いた。
そのせいで、俺らの間には更に気まずい空気が作られていく。