どうしているの?ねぇ、先輩…
普段、生徒はあんまり行くことのない、校舎の壁と壁に挟まれた小さな空地。
授業をサボる生徒のためか、好きな人に告白をするためにでも作られたような、そんな場所。
壁に隠れて覗くように空地を見たら……女子生徒が、1、2、3、4、5、6、7人、見えた。
その7人の女子たちが、睨みつけるように囲む中心に……
「え、……あず先輩」
囲まれているのは、あず先輩だった。
「マジでさ、なにしつこく付き合い続けてんの?」
「ほんっとうざいんだけど。調子乗ってんじゃねぇっつーの」
女子の1人があず先輩の制服を掴んで、地面に思いっきり突き飛ばした。
それを見て、足が反射的に1歩を踏み出したけど……
「、…」
どうしよう、助けなきゃ。
あず先輩、前に私のこと助けてくれたし、こんなの、助けなきゃ。