どうしているの?ねぇ、先輩…
「これ、60年前の生徒会通信じゃん」
「60年前……」
「すごい歴史だな」
先輩が捲る生徒会通信を、2人で覗き見る。
ほんとにすごい。
だって紙の色が、古い感じに茶色く変色してる。
「ここに七瀬と洋平が作った通信も加わるのか」
「急にプレシャーが……」
「まぁ洋平もいるし大丈夫だって。あんま頼りになんないかもだけど」
「……不安っす」
「俺も不安っす」
声を潜め笑う先輩の隣で、私はうまく笑えない感覚に陥っていく。
まるでなにかの病気みたいに、喉の奥がさっきからずっと苦しい。
冊子を適当に2冊持ち、再び生徒会室に戻っていく途中。
歩く廊下の窓ガラスに、ポツポツ当たる雫が見えた。
「雨!瞬先輩、雨です!」
「ん?あーほんとだ。傘持ってきてないのに」
「傘……」