どうしているの?ねぇ、先輩…



「ごめん西沢さん、」

「え?」

「俺ちょっと抜けるからって、ごっつに言っといて」

「え、春田先輩っ」



体育祭の真っ最中、俺は校庭を飛び出した。


ダッシュで駐輪場に向かって、ダッシュで自転車を走らせる。


直人の自転車の乗り方なんて全然可愛いじゃんって言えるくらいの、猛スピードで……




「、」




なにが、あったのか。


今、どうしているのか……


2人が来ていないってことは、今も2人でいるってこと。


そんなことに、また黒い嫉妬が襲ってくる。



取られてしまうんじゃないかって、


俺のところにはもう戻ってきてくれないんじゃないかって、


自分で蒔いた種なのに、今更でかすぎる後悔が襲ってくる。



こんなに、


まじでこんなに、


自分でも信じらんないくらいこんなに、



美香のことが好きなのに……




なにやってんだよ、俺は……



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