どうしているの?ねぇ、先輩…
・
・
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<瞬side>
「瞬ちゃん、大学でもモテモテなんだって?」
「は?」
美香の家で飲んでた直人が、終電ギリギリで家に来た。
今日はこのまま泊まる予定だから、家着姿の直人は我が家状態でくつろいでいる。
つーか俺ですら美香の家に行ったことないんだけど…。
なんでこいつ、普通に行ってんの。
「にっしーに聞いた」
「え、なんか怖いんだけど。西沢さん、余計なこと言ってなかった?」
「余計な……あ、いちかさんのこととか?」
「は?なんでいちかが出てくんの」
心底意味わかんなくて聞き返すと、ソファーに寝転んでた直人がむくっと起き上がった。
「“いちか”って、呼び捨てなんだ」
「だから何」
「モテるから、特別な人しか名前で呼ばないようにしてる瞬ちゃんなのに?」
ああ、そこが引っかかったのかって、すぐに説明を開始する。
「別に深い意味はねぇよ。1年の頃いちかの親が再婚して、前の苗字で呼びにくくなったから全員でいちか呼びに統一しただけ。あれがなければ今も普通に苗字にさん付けで呼んでただろうし」
「ふーん」
「なんだよ、まだなんかあんのかよ」
「じゃあさ、瞬ちゃん」
「…?」
「“章くん禁止”ってのは、本気?」
「……」
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<瞬side>
「瞬ちゃん、大学でもモテモテなんだって?」
「は?」
美香の家で飲んでた直人が、終電ギリギリで家に来た。
今日はこのまま泊まる予定だから、家着姿の直人は我が家状態でくつろいでいる。
つーか俺ですら美香の家に行ったことないんだけど…。
なんでこいつ、普通に行ってんの。
「にっしーに聞いた」
「え、なんか怖いんだけど。西沢さん、余計なこと言ってなかった?」
「余計な……あ、いちかさんのこととか?」
「は?なんでいちかが出てくんの」
心底意味わかんなくて聞き返すと、ソファーに寝転んでた直人がむくっと起き上がった。
「“いちか”って、呼び捨てなんだ」
「だから何」
「モテるから、特別な人しか名前で呼ばないようにしてる瞬ちゃんなのに?」
ああ、そこが引っかかったのかって、すぐに説明を開始する。
「別に深い意味はねぇよ。1年の頃いちかの親が再婚して、前の苗字で呼びにくくなったから全員でいちか呼びに統一しただけ。あれがなければ今も普通に苗字にさん付けで呼んでただろうし」
「ふーん」
「なんだよ、まだなんかあんのかよ」
「じゃあさ、瞬ちゃん」
「…?」
「“章くん禁止”ってのは、本気?」
「……」