BLADE BEAST
さっきから周りの女の人達が皆二人のことを見てるっていうのに、なんて残念なんだろう。
はぁ……と額に手を当てているとノソノソと美織が遅れての登場をしてくる。
「なぁ莉央。アーシもパレオ……」
「……美織ちゃん」
何気なさそうに出てきた美織。
豪太はキャピキャピ跳ねてるし。
…クシャクシャと一つに束ねている髪を弄りながら歩いてくるそれに、グンと一歩を踏み出した男は一人しかいない。
──ゴクリと唾を呑んだ音が聞こえてきた。
視線はそう。一点に。
何よりも真剣な。
何よりも重きを置くような。
そんな──眼差しで。
「……おっぱい、触って────」
………その後。美織の鉄拳がお見舞いされたことは言うまでもないのだが。
はぁ……と額に手を当てているとノソノソと美織が遅れての登場をしてくる。
「なぁ莉央。アーシもパレオ……」
「……美織ちゃん」
何気なさそうに出てきた美織。
豪太はキャピキャピ跳ねてるし。
…クシャクシャと一つに束ねている髪を弄りながら歩いてくるそれに、グンと一歩を踏み出した男は一人しかいない。
──ゴクリと唾を呑んだ音が聞こえてきた。
視線はそう。一点に。
何よりも真剣な。
何よりも重きを置くような。
そんな──眼差しで。
「……おっぱい、触って────」
………その後。美織の鉄拳がお見舞いされたことは言うまでもないのだが。