BLADE BEAST
────結果、恭平はおとなしく海の家でお眠りになった。
美織と豪太は海に入りたくて仕方がないのか走り出してしまったから、放置することに決めた。
「ゴウちゃん!あっちまで行くぞ!」
「美織待って!いやあああああ!ワカメえええええ」
………愉快だな。
なんて白い目を向ける私。
砂付くし、焼けるし、日陰にいようかな。
────そう思っていたんだけれど、ふと隣に影が降りてきた。
「りーおっ、海行こ?」
甘い甘い魅惑的なフェイス。
それに反するような黒髪。
──────晄だ。
「あ…他の子は?私良いよ。ここにいるし」
「いーの。莉央とも遊びたいし」
「……晄」
「だって莉央はお気に入りだから。一緒入ろ?」
一度入ってきたのはポタポタと水滴を落として見下ろす晄は、濡れた黒髪を掻き上げて口角を上げる。
首元にはプレートが光っていて、よりその鍛えられた身体つきを助長させるようで。
美織と豪太は海に入りたくて仕方がないのか走り出してしまったから、放置することに決めた。
「ゴウちゃん!あっちまで行くぞ!」
「美織待って!いやあああああ!ワカメえええええ」
………愉快だな。
なんて白い目を向ける私。
砂付くし、焼けるし、日陰にいようかな。
────そう思っていたんだけれど、ふと隣に影が降りてきた。
「りーおっ、海行こ?」
甘い甘い魅惑的なフェイス。
それに反するような黒髪。
──────晄だ。
「あ…他の子は?私良いよ。ここにいるし」
「いーの。莉央とも遊びたいし」
「……晄」
「だって莉央はお気に入りだから。一緒入ろ?」
一度入ってきたのはポタポタと水滴を落として見下ろす晄は、濡れた黒髪を掻き上げて口角を上げる。
首元にはプレートが光っていて、よりその鍛えられた身体つきを助長させるようで。