恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 僕達は4人はよりお婆ちゃんに手を振った。佐代里さんはゆっくり車を動かした。車を走らせ景色が緑の山からいつものバイパスの景色に変わった。
 車はバイパスを出て小道に入って香利の家に到着した。僕達は車を降りた。

 芹斗「佐代里さん。ありがとうございました」
 佐代里「楽しかった」
 芹斗「楽しかったです」
 葉月「私も楽しかったです」
 佐代里「良かった。気つけて帰ってね。」
 
 僕と葉月は声をそろえて返事をした。それぞれいつもの帰り道を通って帰った。
 そして、家に帰った私は直ぐに宿題の日記を書いた。

  『よりお婆ちゃんの畑で野菜を収穫しました。収穫した野菜は美味しく食べました』

 現代

 友香「お婆ちゃん元気かな?」
 香利「元気だよ」

 香利叔母さんはお皿を片付けて和紙のはがきを持って居間に戻って来た。
< 128 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop