恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 僕は笑顔で返事をした。車がゆっくり走り出し手を振って別れた。いつか、葉月と二人っきりで花火大会に行けたら良いな。夜空を見ながら僕は思った。

 佳枝「家の中に入ろうか」
 芹斗「うん」

 僕は急に眠くなり欠伸をした。母さんにお風呂に入ってから寝るように言われた。

 現代

 花火の打ち上げが終わった。僕達は2階から1階の居間に戻りお酒を飲み直した。

 香利「へぇ~土手で見てたんだ」
 友毅「迫力が半端ないだろうな」
 菘「すっごく大きい花だったよ」
 芹斗「綺麗だったな・・・・・」
 香利「どうしたの?」

 僕は今でも覚えているんだ花火も綺麗だったけど菘の瞳も綺麗だったことを。
 
 
< 158 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop