恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 菘「落ちちゃった」
 香利「私も」
 友毅「俺も」
 芹斗「僕も」

 線香花火をやり終え片付けて居間にあるお酒の缶などを片付けて僕達は香利と友毅の家を出た。
 僕と菘はゆっくり自宅に向かって歩いた。

 菘「最後の線香花火楽しかった」
 芹斗「うん。楽しかった」

 線香花火のことで思うことがあるんだ。線香花火って火花が小さくて音も静かで落ちると切ないと思うけど、僕は線香花火を見ていると小さい太陽に見えて落ちた瞬間に小さい日没に見えるんだ。

 菘「二人が帰ったら線香花火やろっか」
 芹斗「ああ、やろう線香花火」


 
 
 

 
 
 

 
 

 

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
 
 

 
 
 
 
 
  



 
 
 
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