恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 薺の笑顔を見て私は安心した。今回のテスト範囲が難しいって言ってて悩んでいたからちょっと心配だった。
 そうだ、テスト勉強を頑張った薺にご褒美で薺の好きなご飯を今日の夕食のメニューにしよう。
 
 菘「薺。今日の夕食は何が良い?薺の好きなご飯を作るよ」
 薺「やった。じゃあキノコ食べたい」
 菘「キノコね。じゃあ炊き込みご飯と天ぷらにしよう」
 薺「食べ終わったら私も一緒に買い物に行って良い?」
 菘「うん。良いよ一緒に行こう」

 私は微笑んだ。薺がアップルパイを食べ終わると自転車に乗ってスーパーまで買い物に出かけた。
 キノコをたくさん買って野菜も買って家に戻った。

 薺「野菜切り終わったよ」
 菘「ありがとう。次は味噌汁を作ってくれる?」
 薺「うん。分かった」

 私が野菜を揚げている間に薺は残った野菜とキノコを使って味噌汁を作った。
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