恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 香利叔母さんと友香ちゃんと別れてしばらく公園を散歩した。お昼になり母さんと父さんの思い出のベンチに座った。
 
 菘と蘿蔔『いただきます』
 菘「おにぎり美味しい。卵焼きも美味しい。白身魚のフライも美味しい」
 蘿蔔「母さん、味の感想を言うの逆じゃない?」
 菘「いや~、我ながら美味しくできたから先に言っちゃた」

 母さんは笑った。僕はおにぎりを食べながらまったくと思った。でも、母さんらしくて不思議とまあ良いかってなっちゃうんだ。
 母さんがコップにお茶を注ぎ、僕はお茶が入ったコップ受け取った。自分の分もお茶を注いで母さんはお茶を一口飲んだ。

 菘「ここのベンチ、あの時と変わらないな」
 蘿蔔「同じ場所に座っているんだよね」
 菘「そうだよ。ここで、初めて作ったお弁当をお父さんと食べたんだよ」
 蘿蔔「風景も同じ?」
 菘「うん。同じだよ。後の時と変わってない」
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