恋いは赤い糸で 結ばれている 1
 見る風景も思い出の場所も変わって無いのは毎年来る度に私は嬉しい。
 そして、もう一つ思い出すことがある。芹斗から貰ったお弁当のお礼を。

 過去
 
 間仲先生「国語のテストはこの話を出すから漢字も復習すること」
     『はい』
 間仲先生「今日の授業はここまで」
     『起立、礼』
     

 授業が終わって皆で掃除の時間。僕は机を後ろのロッカー側に運んだ。女子が箒で教室を掃いてる間に僕は窓を拭く。
 窓を拭きながらちらっと菘のことを見た。葉月は箒を持ちながら女子の友達と楽しそうに話している。

   「芹斗、いつまで窓を拭いているんだ。そろそろ机を動かすぞ」
 芹斗「ごめん」
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