心理作戦といこうか。
「三着、着たんだっけ?」
私のスマホのギャラリーを見ながら彼が問うのでコクンと頷く。
試着したドレスの写真を見たいとの事で大事な話をするのかと思っていたので拍子抜けした。
「うん。
それでね、私はこの色のドレスが良いかなって思ってるの。
でもやっぱりちょっと地味かなあ。」
「三着とも似合ってるけど、このミントグリーンのドレスが特に似合ってると思うぞ。
地味ではないだろ。
ほら。ミントグリーンだけじゃなくピンク色が僅かに入ってるように見える。」
「そうなの!
少しだけね、グリーンのチュールにピンクが入ってるの!
玲君、良く気付いたね!!」
先ほどまでの思い詰めた雰囲気を忘れてしまうくらいにドレスの話で盛り上がってしまう。
彼にお気に入りのドレスを誉めて貰い舞い上がってしまう単純な私。
「このドレスなら問題ないな。」
「ん?」
どういう意味か分からず首を傾げる。
「気になることがあるんだ。
俺たちの事で。
それは俺では無理なことで真琴にしか出来ない事。
頼めるか?」
「へえ?」
玲君のたまにあるクイズみたいな問いかけには困ってしまうと、彼は回答を待たずに何かを手渡される。
私のスマホのギャラリーを見ながら彼が問うのでコクンと頷く。
試着したドレスの写真を見たいとの事で大事な話をするのかと思っていたので拍子抜けした。
「うん。
それでね、私はこの色のドレスが良いかなって思ってるの。
でもやっぱりちょっと地味かなあ。」
「三着とも似合ってるけど、このミントグリーンのドレスが特に似合ってると思うぞ。
地味ではないだろ。
ほら。ミントグリーンだけじゃなくピンク色が僅かに入ってるように見える。」
「そうなの!
少しだけね、グリーンのチュールにピンクが入ってるの!
玲君、良く気付いたね!!」
先ほどまでの思い詰めた雰囲気を忘れてしまうくらいにドレスの話で盛り上がってしまう。
彼にお気に入りのドレスを誉めて貰い舞い上がってしまう単純な私。
「このドレスなら問題ないな。」
「ん?」
どういう意味か分からず首を傾げる。
「気になることがあるんだ。
俺たちの事で。
それは俺では無理なことで真琴にしか出来ない事。
頼めるか?」
「へえ?」
玲君のたまにあるクイズみたいな問いかけには困ってしまうと、彼は回答を待たずに何かを手渡される。