婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。
「レナードのセカンドハウだが、ここから馬車で1時間ほどの町にある。で、その手はなんだ?」


なにこの車内……
ルーカスの隣に座る(無理矢理)私の前には、アルフレッドが不機嫌さを隠そうともせずに座っている。
これ見よがしに私の手を握ってくるルーカスに、殺気まみれの視線を向けてるし。

その手を私がペチッと叩けば、「叩かれることすら至福」と、若干変態じみた言葉が返ってくる。


「ライラ、これでいいのか?こんな変態なやつだぞ?」

さすがに呆れるアルフレッドに、私も呆れ顔で返す。

「いいもなにも、私、なに一つ承諾してないけど?」

「つれない態度もたまらない」


馬車から追い出してもいいかしら?





< 184 / 260 >

この作品をシェア

pagetop