婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。
「グリージア国内に留まっているであろう100人だが、そのうち68人は所在の確認が取れている。残り32人は、今のところ行方知れずだ」


すごい。たった数日で、そこまで調べ上げていたとは……

「その中に、獣人が何人いたか、だな」

ルーカスの呟きに、アルフレッドも頷いた。


「サンミリガンで失踪届が出された者は……ああ、とりあえず商人に絞った数だが、50人だ。中には、数年前のものある。今回の件とは無関係なものも含まれているだろう。ジャレット、あれを」

ふと窓の外にルーカスが声をかけると、すぐさまなにかを咥えた鳥が窓枠に舞い降りた。

「ああ、アドルフ。ありがとう」

何事もなかったかのように、鳥の咥えていた用紙を受け取るルーカス。どうやら、ジャレットに言った資料のようだ。


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