出会いはアプリでした。
単純に私の事でこんなに困らせてしまって申し訳ないって思った。



「いや、そんなこと気にしなくていいんだよ。」



小林弟は多分何も知らないんだと思う。
ハテナを頭に浮かべながら空気を読んで話さないでいてくれている。



『チェロデュオって事は、相手が小林弟ってことですよね?』



「そう、小林弟とだよ。
演奏は2月、あと4ヶ月。時間はたっぷりある。」



私はうーんと唸ってコーヒーを飲み干した。
机に置いたカップの底は模様が残っていた。



『お返事、少し待って貰えますか?』



「もちろん、1週間後くらいでいいかな?」



『はい、十分です。』



「ごめんね。」



『いえ、私こそ申し訳ないです。
・・・じゃあすみません、そろそろ失礼しますね。』



ご馳走様でしたと付け加えて立ち上がる。
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