会長サマと、夢と恋。

それでも、どうしてもわからないところがあって、恐る恐る会長に話しかけると。

「ここ、この間もつまづいてなかったか」

「……そうかもしれません」

「はぁ。……いいか、ここはこのxを、」

呆れながらも、また一から説明してくれる。
ありがたい、とってもありがたいんだけど……。

(声、響く……!)

学校の図書室の、大きなテーブルよりはるかに面積の狭いわたしの部屋のテーブル、もちろん会長との距離も近くなる。

心臓がもたない、と思いつつも、私のためにまじめに教えてくれている会長の気持ちを無駄にしたくないと思って、できるだけ集中した。


……そして、勉強を始めてから一時間経ったか経たないか、と言う頃。
ふいにペンを置いた会長は、「ちょっと休憩」と言ってシュークリームの袋を開けた。
< 40 / 177 >

この作品をシェア

pagetop