望まない結婚なので、3年以内に離婚しましょう。


 講義が終わるとすぐ大学を出て電車に乗り、家の近くにあるスーパーへ寄った。

 食材だけでなく、お酒もたくさん買い、とにかく荷物が重たかった。


「もう!本当に最悪!」


 家に帰るなり、つい叫んでしまう。
 どうして私がこんな必死にならないといけないのだ。

 苛立ちを抑えきれない中、良き夫婦を演じるためには耐えるしかない。


 クリーム色のトレーナーと黒のルームパンツに着替え、楽な格好でリビングの掃除から取り掛かる。

 普段からリビングはあまり使わないし、定期的に掃除もしていたため、それほど時間は掛からなかった。


 次にキッチンへ立ち、お米を洗って炊き立てを用意できるように19時にセットする。


 郁也さんは毎日、19時から20時の間に帰ってくる。残業や飲み会のある日はもっと遅いし、日付が変わる時もあるけれど、今日は流石に早く帰ってくるだろう。

 次にサラダの準備を始める。
 キャベツと塩昆布を胡麻油で和えたり、マカロニのサラダを作ったり。

 定番でありながら、お酒のおつまみになるよう意識する。


 次に季節を考え、温かいスープを作ることにした。
 買ってきた野菜を全種類使う勢いで、具沢山の野菜スープを作る。

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