2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
今、この場で叫びたい。
昨日言えなかったこと、思いっきり全部ぶちまけてやりたい。
柊君の胸ぐらを掴んで、問い詰めてやりたい。
その辺にあるもの全部壊して、めちゃくちゃにしてやりたい。


そんな私の一気に溢れ出した激しい感情を、何とかギリギリ止めることができたのは、すぐ近くに樹さんがいてくれたからだ。


もし、この部屋に2人きりだったら、怒りに任せて迷わずそうしてただろう。
自分のみっともない姿を柊君にさらしていただろうと思う。


たまらなく悔しくて、つらくて、苦しくて、どうしようもなく切なかった。


「柚葉。僕は、柚葉がいないと本当にダメなんだ。他の誰でもない、柚葉がいいんだ」


「お願い、もう止めて。だったら、だったら……私1人だけじゃダメだったの? 他の女性とは別れられなかったの?」


「……それは……」
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