小説「グレイなる一族」

エピソード五十二 「グレイなる攻防戦」

エピソード52 「グレイなる攻防戦」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私は、なんてたってグレーイ♪なんてたってグレーイ♪である。

時節は、お盆で何処に出掛けても人いう生き物は一杯の時の事である。私は暑いのだが「グランマ」の胸で「熱き抱擁」を交わしている時に語られた先々代の「黒と白ランド」なるものが存在していた頃の話である。彼女によれば先代「太郎」の時もそうなのだが、先々代であられる「黒と白」なる私という生き物と同じ種族で先代「太郎」が「グランマ」の時と同じように、ある日ダンボールの中で、ミャーミャーと二つ泣きながら「グランマ」に抱き抱えられたそうな・・

「黒」はその名の通り、全身真っ黒のオスだったそうな「白」もその名の通り、全身真っ白のメスだそうだ。

そして、私の名はGALY・・なんか繋がっている気がした・・

「黒と白」は大きく育ち大人になると、やっぱり「黒と白のランド」を建国したそうな・・私が建国したのは、「グレイランド」。
なんだか安易な気がしてならないのだが、此処は神様(作者)の権利なのでそれには触れないでいてあげられるのは、由緒正しき誇り高き高貴な生き物の一族の末裔として当然の寛大な心を私は有しているのだ。先々代「黒と白」はまるで兄弟のように仲良く大人になるとこれも当然の事ながら、自然に彼らは恋人になったらしいのだ。私はよくわからないだが、恋人というものは素晴らしい物なのだろうか?

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