小説「グレイなる一族」

エピソード60 「グレイなる理由」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

全部グレイ♪・・全てグレイ・・♪
好物カツオ節♪・・
でも毎日ちょっとづつね・・減らされてる♪である。

時節は八月も終わり、何処かの海岸ではひと夏限りの「リゾ・ラバ」の為に、オスの生き物は海岸で渡された連絡先に連絡を取ってみると、全然通じず・・全部嘘さ♪・・そんなもんさ♪・・夏の恋は幻とオスの生き物は悟りその背中には、オレンジの哀愁が良く似合う秋になったばかりの頃である。

八月の賑やかだった日々を思うと、時に静寂なる空間は深い安眠には入れなかったのだ
が、そんな事も三日も続けば慣れてしまうのが、由緒正しき誇り高き高貴な生き物ゆえだ
からだろうか・・それともただたんに私の「キャパシティー範囲」が小さすぎるからだろうか?はてはて・・私は「グレイ大通り」に設置されている大きなソファーで眠っている。

「セバスチャン」は鬼が島に鬼退治に・・「グランマ」は七人の小人たちと踊りを舞い・・ちょっと違う!「セバスチャン」は異世界に出掛けており、「グランマ」は「グレイ農園」でせっせと汗を流している。

グーカーポーカーカーポー(グレイの鼾)







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